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うめぽんのマジレスファン倶楽部
[47]サッカー批評21号から 17[sage]:05/01/18 21:59 ID:F0KNyZXs
◆ビフテキより、ホッケやジャガイモ
03年12月3日、札幌市内のホテルで、スポンサー企業を対象にした謝恩会が催される。
その場で、HFCの04年度からの「5か年計画」が発表される運びだ。
中身は、年度ごとの収支や成績のメド、札幌市内のユース練習場周辺の整備計画など。
5年かけてのんびりJ1に上がれれば、という弱気含みのものではない。
5年かけてこれまでの淀みを一掃し、会社を根底から作り直し、
5年後の時点でJ1定着が果たせていることがテーマ。いわば「第二の創業」だ。
もう無謀な見込みの収入案、見栄を張った予算は組まない。
03年10月時点での大まかな枠だが、04年度予算で、収入は入場料3億、広告料4億、
Jリーグ分配金1億、市と道からの補助金各1億で計10億円。
支出は、トップチーム人件費3億、トップチーム遠征・合宿費2億、ユースチーム費1億、
試合運営費2億、社内人件費1億、その他1億で、計10億円。
03年度は20億円体制だったのを、半分にスリム化する。
カネの使い方が半分になるのだから、発想の大転換も迫られる。
佐々木は歯を食いしばって語る。
「選手強化サイドは、『本州の選手には大金積まなきゃ北海道には来てくれません』と言う。
でももうそれじゃ会社はもたないし、選手の気持ちは『来てやったんだ』というおごりのまま。
ウチには大枚はたいてビフテキ食わしてという選手はもういらない。
ホッケやジャガイモ食ってでもチームのためにがんばるという選手と一緒に汗を流したいんだ」
カネのこと、チームのこと、会社のこと。今までの8シーズンはつぎはぎだらけだった。
改革なんてちっとも手をつけてこなかった。誰も責任を持たなかった。
つぎはぎというごまかしは、いつかは千切れる。つぎはぎでない真の土台を築かなければ。
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